【BEAT UK】洋楽バリバリ全盛期だった90年代 Vol.1
毎日健康音楽生活~♪
ど~も~Respect Musicのお時間です。
本日は、洋楽バリバリだった90年代の代表番組「BEAT UK」の紹介です。
なぜか、日本のCHAGE and ASKAの「YAH YAH YAH」が流れたり、ボアダムスが紹介されたりして面白いけど、懐かしいタイトルバックからスタートです。
当時は、フジテレビの深夜番組が全盛期で、最新の音楽情報は、夜更かししてまで楽しんだもんです。
1990年は、BEAT UKチャートの提供元であるヴァージンや、同イギリス発のHMVが、日本初上陸した時期でもあって、先行していたタワーレコードやディスクユニオンと競合し、洋楽市場は大変活気づいていました。
そんな懐かしのBEAT UKで、日本やアメリカではお目見えしないイギリス独自のランキングで、強烈なインパクト残したミュージシャンを紹介します。
【本日のRespect Music】
- 1:Babylon Zoo「Spaceman」
- 2:The Chemical Brothers「Setting Sun」
- 3:Oasis 「Roll With It」
- 4:The Prodigy「Firestarter」
- 5:U2「The Fly」
- 6:Björk「Army of Me」
- 7:Alanis Morissette「You Oughta Know」
- 8:Ace of Base「All That She Wants」
1:Babylon Zoo「Spaceman」
まず、一発目から、奇抜即死です。
このバンドを紹介したくて、音楽ブログをやってるといっても過言じゃない!
リーバイスのCMで、「スペースマン」が全英大ヒットし、BEAT UK視聴者で知らない人がいないほど、毎週ヒットチャートNo.1のヘビロテでした。
曲名通り、宇宙人にリスナーは洗脳されて、BEAT UK=バビロンズーとなったほど。
とは言っても、今どきの若者どころか、シニアですら知らんじゃろ?(笑)
バビロンズーとは、ジャス・マン率いる謎の軍団で、ジャス・マン以外はメンバー全員が仮面を被って、ミステリアスさを醸し出してました。
ミニストリーを筆頭に、Nine Inch Nails(NIN)やAtari Teenage Riotの影響で流行り始めたデジタルロックで、曲の完成度は非常に高く、かなりカッコイイのは確かなのですが、この1曲のみで、バビロンズーは消えました(大爆笑)。
当時、ジャス・マンは、一発屋で伝説を残して死去したカート・コバーンを引き合いにして、「僕はこれで終わることはないんだ!」的な発言してたけど、物の見事に消滅。
奇しくも、ニルヴァーナと同じく、メジャーアルバム2枚を残して、、、。
(と思ったら、2020年に小さく復活した噂が、、、嘘っ?)
PVのインパクトが本当に強くって、ジャス・マンの髪ぐしゃパフォーマンスが強烈でした。グラムロックも入っていて、サイケなのか何だかわからない感覚で、カッコ良かったのは確かです。
2:The Chemical Brothers「Setting Sun」
バビロンズーに影響を受けてか、デジタルロックの流行に乗って登場したのが、ケミカルブラザーズ。曲調も然る事ながら、PV後半もスペースマンに、モロ酷似してます。
オアシスのノエル・ギャラガーが、頻繁にボーカル参加して繋がりが強いため、ビートルズのオマージュ曲が非常に多い。
「Setting Sun」は、イントロからモロ「Tomorrow Never Knows」だったり、「Let Forever Be」は、曲調は違えども曲名で「Let It Be」が引用されてます。
バビロンズーとの決定的な違いが、ケミカルの場合は、ビッグビーツとしてクラブシーンに君臨し、立て続けにシングルヒットを大量生産。世界に名を馳せるスーパーアーティストになりました。
「Block Rockin' Beats」「Come with Us」「Galvanize」などなど、今なお、ハイクオリティな楽曲を提供し続けています。
ただ、一部のJPOPばかり聴いている日本人の若い層には、「ケミストリー」と混同されるという、おかしな事態にはなっています(笑)。
3:Oasis 「Roll With It」
BEAT UKランキングでは、絶対に外せない。
毒舌・有吉もリスペクトしている破天荒バンド。
日本でいえば、ミスチルみたいなもんか。
中でも、「Whatever」「Roll With It」「Wonderwall」「Don't Look Back in Anger」は、ランキングの常連で外せない曲です。
4:The Prodigy「Firestarter」
先に紹介した、ケミカルブラザーズと同時期に出没した代表的なビックビーツ。
音楽の中で、大嫌いなのに、耳に残って、洗脳されてしまう曲ってありません?
その典型が、プロディジーだと思う(笑)。
とにかく、フロントマンのキースの髪型と、灰汁の強さったらありゃしない。
BEAT UKで、毎週チャートNo.1ヘビロテ繰り返し流されて、当時は嫌いだったな~。
ところが、数年後、オーストラリアのレイヴロック「Pendulum」が手掛けた、「Voodoo People」のリミックスが気に入って、見方が変わったのだから不思議。
しかし、「ブードゥー教の人々」って、曲名やPVからして濃いよな。
日本でいう、筋肉少女帯みたいなもんか?(違うか)
キースが、鈴で目隠し走者を転ばして、ウケケケと笑いながら写メするなんて、かなり悪趣味(笑)。
5:U2「The Fly」
90年代デジタルロックの波は、UKロック界の大御所にまで飛び火しました。
元々、U2は、ソウルフルな硬派ロックでファンを魅了してましたが、アルバム「アクトンベイビー」を境に、急に流行りに乗っかってしまい、名盤「ヨシュア・トゥリー」のオールドファンからブーイングを食らいました。
当の私は、U2の「The Fly」が初見だったので、違和感はありませんでしたけどね。
むしろ、BEAT UKで、ヘビロテしてたPVがカッコよすぎ。
ボーカルのボノのウルトラマンサングラスと、歌い方が独特だったんで、凄くインパクトが強く残ってます。
昔からのファン向けに、「Who's Gonna Ride Your Wild Horses」っていう、ヨシュア・トゥリー寄りのサービス曲が、さりげなく収録されてるんだけどね。
6:Björk「Army of Me」
デジロック新興は、大御所だけには留まらず、女性アーティストにまで飛び火しました。
その代表格が、ビョークです。
当時、女性ロックは多かったものの、ここまでダークネスで鳥肌が立つほどカッコイイ曲を歌った女性って、ビョーク以外いないってくらいのパイオニア的存在。
BEAT UKでは、「Hyperballad」のPVが頻繁に流れてて、UK音楽シーンに影響を与えた第一人者なのは間違いなし。
7:Alanis Morissette「You Oughta Know」
アラニス・モリセットは、私個人的にも最も敬愛している女性シンガーで、絶対に世の女性は、一度は聴いてほしいアーティストの一人。
ソウルフルで圧倒的な歌唱力は、当時、女性版ニルヴァーナと言われたほどで、椎名林檎、YUI、アヴリル・ラヴィーン、テイラー・スウィフトにも影響を与えました。
元々、ヒップホップだったらしいけど、グランジ路線に変えたことで大成功を収めたそうな。
当然、BEAT UKでもランカー入りして、「You Oughta Know」や「You Learn」はもちろんのこと。「Hand in My Pocket」に至っては、有名な「あらやだわ~スケベなペーさん」で空耳にまでランキングしたのでした(笑)。
独特なイントネーションで歌う「Ironic」は、いつ何度聴いても、フロウが心地よくイイ曲だなと思う。
8:Ace of Base「All That She Wants」
今日の大トリですが、BEAT UKでチャートインした女性ボーカルで思い出しました!
懐かしい!そうそう、いたよね!
一発屋BEAT UKランカーで、スウェーデン出身の「Ace of Base」です。
超有名曲「ダンシングクイーン」で、誰もが知っている大御所「ABBA」次ぐ、次世代女性ツインボーカル・レゲエグループで推せ推せ!
ひたすらBEAT UKでは、トップチャートでヘビロテされていましたね。
「The Sign」も、如何にもスウェーデンのお洒落レゲエサウンドで、ヒットチャートの常連でした。
さて、懐かしいBEAT UKは、いかがだったでしょうか?
洋楽初心者や、若者世代には、かなり刺激的な見分の広がる番組ではないでしょうか。
まだまだ、語りつくせないアーティストが一杯なので、次回もBEAT UKの記事を続けたいと思います。
それでは、See You Next time!!
よろしくGoGo!ROROROCK!!